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芸術を広く理解していただく為にも作家のオリジナリティーを生かしたより良い作品を制作する事により、美術家はもちろん各企業・団体など社会のお役に立てる事を喜びとし努力しております。 又、彫刻家、工芸家、デザイナーの先生方と共に、ぬくもりのある作品造りを心がけております。

作業はオリジナル作品に合わせてほとんどが手作業です。微妙なタッチやフィーリングを大切にして最初の型取りから最後の着色・装丁までアーティストの気持ちを忘れることなく、又それを受け取る側の気持ちに立って作業を進めます。 アーティスト、職人、鑑賞者それぞれ立場は違っていても、それを観る眼はきっと確かな美をとらえていると思います。

     
   
 
 

レリーフという言葉は意外にも日常的な言葉ではなく、あまり浸透していないのである。レリーフとは主体彫刻と絵画の中間に位置づけられます。簡単に説明すると、立体ではなく半立体の浮き彫り彫刻、または浮き彫りになっている細工の事です。

レリーフは立体彫刻とは違い、大変手軽で飾りやすい点が記念品などの用途において最適なのです。

弊社で取り扱っている表彰楯、記念額にはほとんどこのレリーフが使用されております。英語で〔relief〕と書き、大変身近な所で見ることが出来ます。駅や役所、学校や公園で、また各個人の家にも気が付かないだけで生活に溶け込んでいるレリーフもたくさんあるはずです。一度改めて探してみてください。

古今東西どの時代どの地域にもレリーフというものを見つけることが出来ます。一般的には芸術品などを指す場合の美術用語であると言っても良いのではないでしょうか。

レリーフそれ自体、またそれを利用した物は多くあり、例えば建立記念のレリーフや肖像レリーフ、栄誉を称える女神像のレリーフ彫刻などがあります。

レリーフという彫塑技法が使用されているものには建物の壁や柱、メダル、宝飾品などがあり現代でも頻繁に使われています。カメオなどもその類でありますし、最近ではガラスの表面をレーザーで彫刻するようなレリーフも流行っています。

頻繁にご覧になられる事も多いと思われる肖像メダルの表面などもレリーフであり、大きなレリーフ彫刻を縮小したものであります。

レリーフは厚く造る事もあるのですが、時代によって、また地域、用途によってその肉厚が違います。すべての作品がそうではありませんが、技術的には薄肉になればなるほど難しいとされ、その作家の力量が試されると言われています。

肖像レリーフにおいては、顔を正面から造るのが一番難しい表現となります。斜めからだとなんとかまとまり易くなります。と言うのも、正面の顔だと顔の幅と奥行きはほぼ同じとしても、レリーフでは幅はそのままでも、奥行きはわずかどれもそれの1/10のサイズと言った具合に奥行きを感じさせて彫刻するのである。つまり絵画的な技法である。その過程で表現したいもの、感じ方、絵画的要素をすべて含めて制作していくことは、かなりの訓練が必要であり、なかなかうまく行かない技法なのであります。

レリーフの歴史は古く、石器時代などの線刻画を初めとして、クレタ文明の土器の表面などにもレリーフ模様が付けられています。シュメール・メソポタミア文明やその後のエジプトやインダス文明では建築物、身の回りの道具などにもレリーフが施されている物が数多く見つかっている。 シュメールやエジプトなどの雄大なレリーフ彫刻群は今も現地、または博物館などで見ることが出来ます。当時の作り方はノミなどで大理石を削ったり、粘土板に彫り込んだ物でした。そして、彫刻文化が花開くその後のギリシャ・ローマに続くのです。

エジプト王朝初期の建築物では柱や壁に絵文字によって物語や歴史を描いていたが、石の神殿の中は暗くて見えにくい。そこで、うすい光でも陰影が感じられ見えやすいレリーフになる。その時は掘り下げ浮き彫りが大部分でした。

ギリシャ・アテネのパルテノン神殿には壁面を飾っている石のレリーフ彫刻や、石棺の囲りにその人の一生を描いたレリーフなどがある。またアジアでは、カンボジアのアンコールワット神殿やインドネシアのボロブドゥールの遺跡群に釈迦の一生の様子を石に彫刻したレリーフがあります。

以上、歴史を含め述べていきましたが最後に、彫刻やレリーフを制作すると言う事はモチーフも大切なのですが、作者の心の持ち方や考え方も表現されるので、大変豊かな深い芸術だと言えます。

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