銅像についての現状
弊社の場合、お客様からの問い合わせが一番多い商品は「銅像」です。
「ブロンズ像」という言葉より、銅像という言葉の方がまだ一般的のようです。
日本の場合は、この 銅像 と ブロンズ像 を同意語として扱っていますので、お客様としては全く同じものを探されているという事になります。
さて、この銅像やブロンズ像には、具象彫刻では立体の「立像」「胸像」や「頭像」の他にも、レリーフ像があります。
中でも、このレリーフの銅像に関しては、問い合わせや質問、また実際に製作する注文が一番多いのです。
しかし、銅像と言うと、どうしても公園にあるような大きな偉人たちの人体像や歴史上の人物を表した騎馬像、企業や団体の有名人、また、何かの功績を称える人物の胸像や頭像を想像されると思います。
街の中を調べてみると、公共の場である公園や役所には、本当に数多くの作品が設置され(飾られ)ております。
都心にあるビルに限らず、地方でも企業が入っているビルの入口には、結構な数の銅像が存在します。また、駅前でも目に触れる機会がかなりあると思われます。
地元出身の彫刻家の作品はもちろんの事、企業や団体に関してはそこに由来した作家の作品、または、企業団体の会長や社長、理事長様などが御指名の彫刻家の作品などです。
いまは、WEBサイトなど「銅像」や「ブロンズ像」などと検索すると、街の中にある野外彫刻を簡単に探す事が出来ます。とてもいい時代です。
海外・国内の有名な彫刻家が制作した作品から、人気デザイナーの作品や、ただ形状がユニークであるから、という目に付く作品まで、タイトルや作者は全く知られていなくても、記憶にある街の中や有名なエリアでの銅像は結構あるものなのです。
誰もが知っている渋谷のハチ公も銅像ですよね。
昨年も、弊社の近くにある東京大学本郷キャンパス農学部に、新しいハチ公の銅像が完成しました。マスコミでも取り上げられておりますので、文京区や渋谷区、東京都以外の方でも知っている方がたくさんいらっしゃると思われます。
プロの彫刻家が制作された見事な銅像で、平日でも人がわざわざ見に来るほど賑わっております。
この様に、街中やニュースの中で意識をして探してみると、銅像というものは意外に身近に溢れているものなのです。
しかし、誰もが一生に一度は買い物をする、というアイテムではございませんので、意外にどうやって造られているのか、どこで購入することが出来るのか、誰に製作を依頼するのかなど、認知されていないのが現状です。