日本金属工芸研究所・活動ブログ

日本の文化・芸術についてお伝えしたい事

美術分野ではどうか。知っているアーティストの数でいうと印象派の画家の数と、日本画家の数では知名度が比にならない。

街で歩いている人を捉まえて、誰か知っている彫刻家を訊ねたとしよう。

ロダンは知っていても十人中、一人でも日本人彫刻家を言えるだろうか?

特に現代で活躍している彫刻家を。

こういうことを書いていて自分達が反省しないといけないと感じる。

画廊や美術館ではなく、弊社のようなところももっと彫刻家、造形作家の広報活動をしていかなければいけない時代なんであろう。

しかしそれ以上にもっともっと彫刻家などのアーティスト達も、また彫金家や鍛金鋳造家の皆さんも自分で情報を提供していかなければいけない。

そういった時代に益々なってきている。

積極的な活動を期待するしかない。

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ここまで書いておきながらなんだが、弊社の取り扱っている作品の多くは西洋風デザインであり、古典的な富士山や松や竹の柄の彫金やレリーフなどは、ここ数年、全体の数㌫の割合しか製造していない・・・。

お客様がそういったものを望んでいない結果なのではあるが、しかしこれ以上、そういった日本のデザイン作品、商品の需要が減らない様に努力をしないと。

どうにか神社仏閣の金属金具の製造や修理など、またレリーフ記念額などのお仕事も頂いているのだが、こういった日本古来のデザインのもの、日本の伝統技術を駆使した作品がいつまで続くのか、危惧せずにはいられない。

製造業者としても、美術愛好家としても何かできることが必ずあると。

日本的な本当の美を残していく、伝えていく事も我々の使命であると。

是非皆様も日本の文化について自分なりに考えてみてください。




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4つの想い

付加価値が付いた記念品は、授賞に対する重さが感じられるはず。表彰、芸術に対する弊社の想いを掲載しています。

製作風景(電気鋳造)

企画・デザインから製造、装丁まで、お客さまのご希望のものが形になるまでの一連の流れについて説明しています。

ギャラリー

オリジナル表彰盾やトロフィー、ブロンズ像、表彰記念品など、弊社自慢の納品実績を掲載しております。

事業内容

弊社では、一点一点真心を込めてレリーフ額や表彰楯、胸像や肖像レリーフなどの彫刻作品を製作しております。