日本金属工芸研究所・活動ブログ

賞牌とか賞杯とか、たまに賞盃などと・・・

今回のタイトルの文字からどのようなものを想像するか。

私どもに届く発注書には様々な言葉が使われ、以前ブログに書いたが、ブロンズ像と銅像の違いなど決まっているようで、結構適当に使われている言葉がある。

例①

例年お願いしております賞牌レリーフを今年もお願いいたします。・・・

例②

今回の賞杯カップにはリボンを付けてください。・・・

例③

ブロンズ像賞牌を各受賞者に直接納品してください。・・・

これらの例を読んで、「ズバリこういった物である!」と言いきれる人は居ない筈である。

なぜならとても解り辛く、普段の日常生活でほとんど使用しない日本語であるからでしょう。

賞牌はメダルのことである。

賞杯はカップのことである。

賞盃は賞杯と同一のことである。

乱暴な言い方ではあるが皇室が絡むと賞杯は賜杯と言ったりする。

この場合、カップとトロフィー両方を指している場合がありますね。

これが言葉の意味だけでの私の解釈です。

辞書などをちゃんと引けば出ているかもしれないんですけどね。

という事で、

①の場合、賞牌はメダルの事であるからメダルのレリーフである。

またはメダル形、メダルの様なレリーフである、と解釈します。

②の場合は、賞杯カップとは カップ+カップになってしまうので、頭痛が痛い、と同じような誤りである。

耳で聞く分にはさらっと流してしまいそうな普通の言葉に聞こえるのですが。

③の場合は、全くもって大間違いな表現であると言いたいところである。

しかし、実際にこのような言葉が有名な賞で使用されていたりするので否定もしにくいのではありますが。

ブロンズ像であり、なおかつメダルである。

何を隠そう。

我が(株)日本金属工芸研究所 のWEBサイトにも過去、事業内容 取扱商品のページには「賞牌用トロフィー」なる字が存在していた。

まったくもってありえない表現である・・・反

 

皆様に知っていただきたいのは、この3点。

賞牌はメダルのこと。

賞杯はカップのこと。

賞盃は賞杯と同一のもの。




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