屋外に設置されたブロンズ像の取り扱いおよびメンテナンスについて(ご案内)
この文章は日本金属工芸研究所が製造納品設置したブロンズ像について、そのお客様の施設管理課とビルメンテナンス会社様へお伝えした内容を編集したものです。
屋外に設置されたブロンズ像の取り扱いや修理、色直しなどのご相談がお客様から頻繁にありますので、ここにも掲載させて頂きます。
屋外に設置されているブロンズ像(人体像・胸像・モニュメント等)は、その環境において長期間鑑賞いただくことを前提として製造されていますが、素材の特性上、設置後の環境や取り扱い方法によって状態が変化することがあります。
美観および安全性を維持するため、いくつかの取り扱い注意と共に、ご理解とご協力をお願いいたします。
ブロンズは銅を主成分とする金属で、屋外環境(雨風・紫外線・大気中の成分等)の影響を受け、経年により色調や表情が徐々に変化します。
これらの変化は素材特有の自然なものであり、必ずしも劣化や不具合を意味するものではありません。
日常的な取り扱いに関する注意としては、ブロンズ像に無理な力を加えたり、寄りかかったり、登ったりする行為はお控えください。
また、表面を硬い物でこすったり、叩いたりする行為は、仕上げや表情を損なう恐れがありますし、 清掃や周辺作業の際、高圧洗浄機・金属ブラシ・研磨剤などの使用は避けてください。
表面の埃や落ち葉などは、柔らかい布や刷毛で軽く払う程度の対応を推奨します。
汚れが気になる場合は、水で軽く湿らせた柔らかい布で拭き取る方法が一般的で、洗剤・溶剤・薬品類の使用は、変色や腐食の原因となるため避けてください。
定期的な点検・専門的メンテナンスについては、屋外設置の場合、数年に一度の定期点検を行うことで、状態の把握やトラブルの早期発見につながります。
著しい変色、緑青の進行、ぐらつき、固定部の異常などが見られる場合は、私ども専門業者への相談をすぐにおすすめします。
必要に応じて、表面保護処理や補修などの専門的なメンテナンスを行うことで、より長く良好な状態を保つことが可能です。
点検の際に異常が見られた場合については、破損、転倒のおそれ、固定部の不具合など、安全面で懸念が生じます。
この場合は、速やかに立ち入りを制限し、関係部署(役所含む)へご連絡ください。
ブロンズ像は教育機関や開発整備地域において、装飾の一部として、また栄誉や名誉を表すものとして、なにより環境や景観の一部として長く親しまれる存在です。
日常的な配慮と適切な管理により、末永く良好な状態で鑑賞いただけますよう皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。





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