2026冬季オリンピック後に考える「メダルとアートメダルの違い」とは?
2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季オリンピック、素晴らしい盛り上がりでしたね!
日本選手の活躍はもちろん、表彰式で選手たちの胸に輝くメダルの美しさに目を奪われた方も多いのではないでしょうか。
今回は、オリンピックの余韻が残る今だからこそ知っておきたい、「メダル」と「アートメダル」の違いについて、初心者の方にも分かりやすく解説します。
メダルとアートメダルの違いは?
オリンピックで授与されるような一般的な「メダル」と、芸術品としての「アートメダル」。どちらも手のひらに収まる小さな金属の造形物ですが、実はその中身や作られる背景には大きな違いがあります。
1. 制作の目的: 「栄誉」か「表現」か
まず一番の違いは、「何のために作られるか」という目的です。
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メダル(競技・公的): スポーツ大会や軍事的な功績、あるいは記念行事など、「誰かの功績を称えるための証」として作られます。
今回の冬季五輪のメダルも、「世界一」という記録を形にした、いわば「最高のトロフィー」としての役割を持っています。
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アートメダル: こちらは持ち運べる彫刻とも言うべき「手のひらにのるアート」と呼ばれる、純粋な芸術作品です。
誰かを表彰するためではなく、アーティストが自分の感性やメッセージを表現するために作られます。
美しさや、手に持った時の質感を追求する「美術品」としての価値が主役です。
2. デザインと技法: 「分かりやすさ」か「自由さ」か
見た目のスタイルにも、それぞれ特徴があります。
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メダル: 多くの人に一目で「何のメダルか」が伝わるよう、シンプルで象徴的なデザインが一般的です。
表面には大会ロゴや種目名、開催地などの文字が刻まれていることが多いですね。
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アートメダル: デザインの制約がほとんどありません。
彫刻、浮彫り(レリーフ)、エングレービング(彫り込み)といった伝統技法を駆使し、時には抽象的な形や複雑な質感を表現します。
メダルそのものが一つの物語を語りかけてくるような、奥深い世界観が特徴です。
3. 制作者の背景: 「組織」か「個人」か
誰が作っているのか、という点も興味深いポイントです。
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メダル: 多くの場合、IOC(国際オリンピック委員会)やスポーツ団体などの「組織」が発行します。
デザイナーは選定されますが、あくまで「大会のシンボル」として量産される側面があります。
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アートメダル: 個人の芸術家(メダリストと呼ばれています)が、自身の作品として制作します。
そのため、作り手の個性が色濃く反映されます。
日本には「JAMA 日本芸術メダル協会」という専門の美術団体が存在しますが、競技用のメダルだけを扱う団体というのは珍しい、という点からも、アートメダルがいかに「芸術分野」として独立しているかが分かります。
境界線は「感動の形」にある
もちろん、これらには厳密な境界線がない場合もあります。
最近のオリンピックメダルは非常にデザイン性が高く、アートメダルのような美的なアプローチを取り入れたものも増えています。
イタリア大会のメダルも、その造形美自体がひとつの作品のようでした。
「記録」を刻むのがメダルなら、「心」を刻むのがアートメダル。
次にメダルを目にする時は、それが「称えるためのもの」なのか、それとも「表現するためのもの」なのか、
そんな視点で眺めてみると、メダルとアートメダルに新しい発見があるかもしれません。





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